旅したい羊は、どちらかというと自己肯定感があまり強いほうではないと思っています。なのでこの手の本にはついつい手が出てしまいます。あと、旅したい羊は三浦雄一郎さんを心の中で尊敬しています。その三浦雄一郎さんが帯で本書を推薦していたので手に取り、購入、読んでみました。
本書は自信のつくり方にとどまらず、人生との取り組み方について筆者の経験や知見が散りばめられており、旅したい羊にとっては良書であったと思います。
一番好きな箇所は、以下の部分です。太字部分が本書からの引用です。
「「エヴェレストを登っているときは、目標に向かって歩いているという感覚でしょうか?」
三浦さん
「そうではありません。今、目の前に見えることを乗り越える。今、ここを乗り越える。この繰り返しによって8000メートルの山を登っていくのです」
人生も登山と同じ。目の前のことに精一杯取り組むしかありません。一度、目的目標を定めたら、目の前の課題を黙々と乗り越えていく。結果は後からついてきます。」
ほかにも珠玉の言葉が次々と出てきます。筆者は元セールパーソンだったそうですが、さすがに説得力あります。
「「凡事徹底」世の中にはたくさんのどうでもいいことと、数少ない大切なことがあります。この数少ない大切なことを誰よりも熱心に行い、習慣化していくことが、あなたを成功へと導いてくれます。」
「選択肢は2つです。やるかやらないか。」
「成功の秘訣はとてもシンプルなものです。自分の実力よりも少しだけ上の目標を設定し、実行する。自分の決めたことを確実に達成していけば自信になります。」
「勝つことよりも、強くなることをめざしなさい。」
「自分がコントロールできることのみに焦点を合わせる」
「目標達成を目指すときにはコントロールできること、できないことを区別する。」
などなど。他にもたくさんの心に響く言葉が詰まった本でした。感謝です。